YOSHIHISA NAKAMURA PHOTO-GALLERY & ARCHIVES

「 山積みの夜話 ~ 青空に白雲 」

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青い空と白い雲。
この二つが写る写真がお気に入りでした。
写真というよりは「青い空と白い雲」そのものだったかもしれません。
「そこに青空と白雲があれば、それでじゅうぶんだ。」と、
野っぱらや、屋根の上に寝ころがり、時おり愛読の書をめくり、
時に愛蔵の美酒をやる。はるか昔の詩の世界に生きているような。

空と雲にかぎらず、何か美しい物や心動くものに出会ったとき、
貧乏性の私はカメラをかかえて右往左往します。ふと振り返ると彼は
楽しそうに笑いながら風景を眺めてたりします。
「撮らないんだ?」そう尋ねてみたことがありました。
「いいものは、そこにあるだけでじゅうぶんだ。」
たしか、そんな答えだったように思います。
写真にするかしないか、それは彼にとって、
さほど問題ではなかったのかもしれません。煩わしい作業にとらわれるより、
その場のスピリッツ?を味わい楽しんでいたのかもしれません。
なんとなく大人っぽく、ちょっと斜にかまえたような。
ガツガツした写真馬鹿の私にはかっこ良くも、もったいなくも思えました。

どこまでも飛んでいけそうな青空に、彼のような?モコモコの雲。
台風の余波の中、流れる雲と青い空を眺めながら、カメラを構えて右往左往する私。
ファインダー越しに「どう撮る?」そう尋ねてみたくなります。
でも、そうだよね。撮らないんだよね。「あるだけでじゅうぶん」か。

今夜は雨風が強くなりそうです。みなさま、戸締りなどご用心ください。
では、また。おやすみなさい。







季節がめぐるにもかかわらず雪景色のままでした。ファンのみなさまには
申し訳なく思います。そこで何も無いよりはと思い、乱文ではありますが、
昔語りをさせていただきました。写真も彼のものが手もとに無く、
ザリガニのものとなりました。重ねてお詫び申し上げます。
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by robertpakya | 2013-09-04 23:45